さまざまな不具合に遭遇します。
普段の生活を想像して冷静にチェックしているつもりでも、
ちょっとした設備の知識がないと気づけないポイントもあります。
今回は、ホームインスペクター(住宅診断士)が現場で発見した、少し珍しい不具合をご紹介します。
エアコンを設置するはずの壁なのに、何かがおかしい。
その不具合がみつかったのは、エアコンを設置するはずのリビングの壁です。
何かが足りないのがお分かりですが?
通常、エアコンを設置するためにはエアコン専用のコンセントと
スリーブと呼ばれるトンネルの口が必要になります。
スリーブは、エアコンの室内機(本体)と室外機をつなげるもので、
中には冷媒管や排水のためのドレーン管が通っています。
今回の物件、洋室の間仕切壁の位置を変更したため、
スリーブはいったん隣の洋室に貫通させ、その洋室からバルコニーの室外機に
接続する予定でした。
ところが、隣の洋室とリビングの間の壁にスリーブが見当たりません。
そこで、洋室を確認してみると室外機へつながる外壁へのスリーブは
しっかり設置されていました。
どういうことでしょう。
完全につなぎ忘れられていたスリーブ・・・
つまり、洋室とリビングの間をつなぐスリーブだけが完全に忘れられていたのです。
これに気付かずに入居してしまっていたら、
いざエアコン業者さんにエアコンを取付けてもらおうとしても、
すぐにはエアコンを設置することはできません。
このように、新築マンションの内覧会では、キズや汚れの指摘に終始することなく、
実生活をイメージしながらお部屋を確認することがポイントです。
ですが、念願のマイホームに初めて足を踏み入れるのですから、
そんなに冷静に普段の生活を想像してチェックするなんてできない、という方も
いらっしゃると思います。
また、今回のように設備の知識がないと生活が始まったときの不具合に気づかない例もあります。
さくら事務所では、インスペクター(住宅診断士)が内覧会に同行し、経験豊富なプロの目でお客様に代わってチェックさせて頂きます。
※新築マンション内覧会チェックリスト・チェックシート
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