構造の違いや地域による考え方の違い、気候風土から受ける影響や、売主の建物に対するケアの度合いなど、個別性の高い変数がいっぱいあるからです。このような状況のなかで有効な住宅診断を行うには、幅広い知識と経験が必要です。
まずはこちらの画像から↓↓↓

築年数のまだ浅い木造アパートの小屋裏(屋根裏)をのぞいたところです。ななめになった屋根の勾配部分に、どうやら、雨漏りのあとと思われるシミが広範囲にわたってある模様。これをどう判断するか。結論から言えばこのシミは特に問題ありません。
次にこちらの画像↓↓↓

シミの下の部分(天井裏部分)ですが、なんら雨漏りの影響を受けていない状態です。その他、屋根の勾配を伝うなどで他の場所に影響が出ているわけでもなさそうでした。おそらくこのシミは、建物を建築中のときにできたものであると思われ、現在進行中の雨漏りではありません。
住宅診断を依頼されたSさんは、ホームインスペクター(住宅診断士)の報告を聞いて、安心してこの物件を購入しています。
【建物に大きな問題はないか】
【買ったあと、いつごろ、どこに、いくらくらいのお金がかかりそうか】
【あと大体何年くらいもちそうなのか】
こういった見極めができるのがホームインスペクション(住宅診断)です。購入前の建物の見極めは必須。ご自分で可能な限り建物に詳しくなるか、専門家に依頼されることをお勧めします。私が不動産を購入する場合はもちろん、親兄弟が不動産購入する場合にもこれを勧めます。
ホームインスペクターがチェック!中古住宅のインスペクション(住宅診断)
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