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ホームインスペクション現場実例集・現場同行記

中古一戸建てホームインスペクション同行記vol.1 外回りの劣化

2016-02-01

さくら事務所 広報室です!

先日、とあるメディアの方から「中古戸建てのホームインスペクション(住宅診断)の様子を取材・撮影したい!」とのご依頼を頂きました。

個人的に入社から間もなく、ホームインスペクション(住宅診断)の現場も見たことのない私にはまたとないチャンス!ということで私も実演取材に同行させて頂きました。


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今回、担当してくれたのは丁寧な解説ときめ細やかな配慮でご依頼者様の信頼も厚いホームインスペクター(住宅診断士)柴尾さん。


撮影のためのデモンストレーションは、鳩ヶ谷にあるさくら事務所の研修施設として利用している、木造一戸建てで行われました。

延べ140m2、築35年の落ち着いた木造2階建て住宅です。


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さっそくホームインスペクション(住宅診断)スタート!


まずは外回りから。

少し離れた場所から双眼鏡で建物を見て、屋根や外壁にゆがみや変形がないかを確認します。

おかしな箇所があったら、後で近づいたときに重点的に調べます。


次は近づいて外壁をチェック。

外壁の塗装を触ると手にざらっとした白い粉がつきます。

これは・・・?

塗装剤が劣化して成分である顔料が粉になって浮いてきてしまっているのです。

外壁塗り替えのタイミングの目安になります。


続いて基礎。

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基礎にクラック(ひび割れ)がみられました。

クラックスケールと呼ばれる小さなカードのような機器でひびの幅を調べ、シャープペンシルの芯ほどの細い棒でその深さを測ります。

新築でも多少のクラックが入っていることはありますが、問題はその幅と深さ。

0.5ミリを超えるような幅のものが深くあれば、基礎の内部まで劣化している可能性があります。


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次に玄関前の石材を打診棒でチェック

棒で軽くたたくとかんかん高い音がするところと、こんこんと低い音のするところがあります。

かんかん高い音のするところ、これは表面の石材が浮いてきていることを意味します。

下地にきちんと密着していない状態なので、ハイヒールで歩いたり固いものを落とした時に割れやすい状態になっています。


同じ要領で基礎もチェック、モルタルが浮いてきていないか確認します。

ここも叩いてみて軽い音がする場所があれば、基礎の劣化が考えられます。


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次は建物の裏に回って、ガス給湯器などの外部設備を確認。

あとどれくらいで買い替える必要があるのか?(設備機器は大体10年が目安と言われています。)また、設置個所は適切か?(ガス給湯器は効率的に運転できるよう、機器により設置基準があります。例えば、排気口の上から何センチは庇などがこないように、等)を確認しています。


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水道メーターが回っていないかも確認します。

使っていないのに回ってる・・・なんてときはどこかで漏水している可能性があります。


最後に、雨どいがきちんと固定されているか?破損してないか?を確認します。


さー、これで外回りは終わりました!

次はいよいよ室内に入ります。

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