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風合いと思うか?不揃いと思うか?無垢フローリングの特徴

2018-07-03

フローリングは家の中でも広い面積を占め、部屋の雰囲気を左右するもの。新築やリノベーションの際には、慎重に選んで決めたいですよね。


フローリングには大きく分けると、無垢フローリング合板フローリングの2つがあります。


なかでも、今注目されているのが、無垢フローリング。 では、無垢のフローリングにはどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。


ここでは、これまで数多くの新築戸建ての調査をしてきたホームインスペクター(住宅診断士)が、無垢フローリングのメリットやデメリットをご紹介しています。


無垢フローリングのメリットは?


無垢フローリングのメリットとしては、「調湿効果」、「やさしい肌触り」、「経年変化を楽しめる」、「香りも楽しめる」といったものがあげられます。


■調湿効果


無垢フローリングは天然木の素材感を生かして床材としたものです。木材には調湿効果があるため、湿度の高いときには吸湿し、湿度が低いときには放湿してくれて室内の湿度調整に貢献してくれます。実際に無垢フローリングを貼った床は雨が降りジメジメした時期でもサラサラです。足の裏もベタつかず、快適に過ごせます。


■やさしい肌触り


無垢フローリングは100%天然木で作られています。天然木を材料として作られている無垢フローリングには木材内部に空気層があるため、天然木ならではの柔らかな肌あたりや温かみが楽しめます。また天然木には急激な温度変化を和らげる働きもあるため、冬も比較的温かく過ごせます。裸足で歩いても気持ちいいです。


■経年変化を楽しめる


無垢フローリングは100%天然木ですから、時の経過とともに色が濃くなったり、味わいが出てきたりと経年変化が楽しめます。


■香りも楽しめる


無垢フローリングにすると、木の自然な香りが楽しめます。これは、無垢フローリングの材料の天然木にその木が持つ精油が含まれているためです。また、この精油には森林浴でも注目されているフィットンチッド効果が期待でき、心を落ち着けたり、不快な臭いを消臭してくれる働きもあります。


無垢フローリングのデメリットは?


無垢フローリングのデメリットとしては、「曲がりや割れ、隙間が生じることがある」、「シミや傷がつきやすい」、「床鳴りすることがある」といったものがあげられます。


■曲がりや割れが生じることがある


無垢フローリングは100%天然木であるため、人工物のように均一ではなく1枚1枚違いが生じます。このことから、無垢フローリングには曲がりや割れが生じることがあります。最近では乾燥や加工技術が向上しているため極端に曲がったり割れたりすることは少なくなっていきていますが、人工物のように常に均一にというわけにはいかないこともあります。


■シミや傷がつきやすい


無垢フローリングは合板フローリングのように表面がしっかりと保護されていないため、シミや傷がつきやすくなります。水や食べ物などをこぼしたらすぐに拭くなど小まめな手入れが必要です。


■床鳴りすることがある


無垢フローリングの上を歩いたときに床がギシギシと鳴ることがあります。これは、無垢フローリングと下地材の接着が十分でなかったり、サネ部分との接触具合により生じることがあります。ただ、サネ部分が原因の床鳴りの場合には、時の経過により無垢フローリングが収縮することでおさまります。新築の場合には床鳴りがしても少し様子を見てみるとよいでしょう。


無垢フローリングのお手入れ方法は?


無垢フローリングのお手入れは、その塗装状態により異なります。


無垢フローリングの塗装状態には、大きく分けて「自然塗装」、「ウレタン塗装」、「無塗装」の3つがあります。


自然塗装は、無垢フローリングに天然オイルの塗料を塗り仕上げたものです。天然木の質感をそのまま生かしながらも、汚れを内部までしみこませない予防効果も期待できる塗装です。自然塗装の場合には、日頃のお手入れとしては雑巾でからぶきしたり、掃除機をかける程度で十分です。大掃除として、1~2年に一度、塗料の塗り直しをしましょう。


ウレタン塗装は、主成分がウレタン系の塗料を無垢フローリングに塗ったものです。表面を塗料でコーティングできるため、表面に光沢感がでます。ウレタン塗装の日頃のお手入れは、自然塗装の場合と同じく雑巾でからぶきしたり掃除機をかける程度で十分です。


大掃除の場合には、固く絞った雑巾で拭いたり、どうしても落ちない汚れがある場合には中性洗剤を薄めたものを含ませて固くしぼった雑巾でふきます。ウレタン塗装されたフローリングは自然塗装のように定期的に塗料を塗り直す必要はありません。


無塗装は、無垢フローリングに何も塗装していない状態です。無垢フローリングに何も塗装されていない状態ですから汚れが木材の奥までしみこみやすいという特徴があります。そのため、無塗装の場合には、汚れの原因となるものを落としたらすぐにふくことが大切になります。


味と思うか?不揃いをストレスに感じるか?


無垢フローリングは100%天然木で作られているためフローリングの木材の1つ1つに個性があります。そして、また、その違いが魅力でもあります。無垢フローリングは、天然木ならではの自然の差異を味としてとらえられる人に向いているものだといえます。


例えば、無垢のフローリングはすべてが均一ではなく、1枚1枚木目の出方や色の濃さなどが違います。これを「味と思える」か、「不揃いなのが気になる」と思うのかで向き不向きが決まるともいえます。また、無垢フローリングは工業製品の合板フローリングのように汚れをはじけないため、水などを落とすとシミになりやすかったり、傷がつきやすいといった特徴があります。


こういった使うことによってできるシミや傷を味と思えない人には無垢フローリングは難しいかもしれません。シミや傷が増えるごとにストレスを感じることになりかねません。無垢フローリングは自然素材の良さをおおらかに楽しめる人に向いた床材だといえます。


特性を見極め、自分にあっているか?を考えましょう


無垢フローリングは天然木を材料として作られているもので、工業製品の合板フローリングのような均一さがないところが魅力です。しかし、それゆえに隙間が気になったり、板の反り返りが気になったりすることもあります。


フローリングに関わらず、住宅を建築される際は、イメージや憧れだけで決めずに、自分の生活スタイルにあっているか?感覚にあっているか?を今一度しっかり考えてみることが大事です。みんなが気にならないからといって、自分もそれが気にならないとは限りませんし、その逆もあるでしょう。


また、第三者の建物のプロにアドバイスをもらうことで選択肢が広がったり、考え方が変わったりすることもあります。


よろしければぜひ活用してみてください。

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