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[リフォーム・リノベーション チェックポイント]
中古リノベーション物件の見分け方。見た目は同じでも価格が違う理由

2019-07-18

 戸建・マンションを問わず「中古住宅を購入してリノベーション」という住まいの選択肢もすっかり一般的になりました。中古リノベーションには「新築と比較して価格を抑えられる」「エリアの選択肢が広がる」「ライフスタイルや好みに合わせた間取り、デザインが実現できる」などメリットも多くあります。


よく聞かれるのが「同じエリア、同じ広さ、同じようなスペックのリノベーションマンションなのに、価格が大きく違うのはなぜ?」という疑問の声。決して一概に「高い方は利益を乗せている」という訳ではないのです。


その理由は見た目はどれもきれいになって似通っていても、見えない箇所に「どこまでリノベーションされているか」で異なるのです。マンションを例に、見えない箇所へのリノベーションについて紹介します。


中古リノベーションにも種類がある?


マンションリノベーションと一言で言っても、大きく分けて三種類あります。


まずは不動産業者が既にリノベーションを施して販売される「リノベ済マンション」。そして、購入した中古マンションの間取りは活かしたまま、購入者のイメージ・希望に沿ってクロスなどの内装、キッチン・バスなどの設備を一新する「表層リノベーション」。さらに、マンション躯体だけを残して一旦スケルトン状態にし、すべてを一新して作り変える「スケルトン・リノベーション」があります。


【リノベ済マンション】価格が安く、早く入居できるけれど…


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広告などで「リノベーション済」と販売されている物件は、この「リノベ済マンション」になります。既に不動産業者の手でリノベーションされているので自由度がないのですが、「早く入居できる」「価格がリーズナブル」というメリットもあり、リノベーションプランの打合せなどが面倒な方には選択肢のひとつになるかと思います。


 多くが「できるだけ安価で表面だけをきれいに」という前提でのリノベーションなので、ハイグレードな素材が使用されていることは稀ですし、築年が古く配管がボロボロでも変えずにそのままということが多いので、水漏れなどのトラブルリスクが高くなります。


【表層リノベーション】設備も一新!フルリノベーションに見えるけれど…


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 中古マンションを購入後、キッチン・バス・トイレなどの水回り設備やクロス・フローリングなどの内装を一新することで、快適性を高めるリノベーションです。既存の間取りを活かしたリノベーションであれば費用も比較的抑えられますし、自分好みの設備やディティールを選べる楽しみもあります。


 一見フルリノベーションのようですが、下地の石膏ボードはそのままであることも。こちらもリノベ済マンションと同様に、築年が古い場合も配管・配線を新しくせず、そのままリノベーションするケースが多いため水漏れリスクが高く、断熱性能も低いままなど、住んでみると快適でない部分も出てきます。


【スケルトンリノベーション】配管も一新!自由度高くこだわり派に最適


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中古マンションを購入して、躯体を残してスケルトン状態にしてすべてを一新するリノベーション下地、配線・配管、断熱材などもすべて一新できますし、ライフスタイルや好みに合わせて間取りやデザインも自由にこだわることができます。


最もメリットの多いスケルトン・リノベーションですが、解体費用も含めて価格が高いこと、デザイン、仕様も含めた設計士との綿密な打ち合わせも必要なことから時間と手間がかかることが難点として挙げられます。


リノベーション手段は予算・目的・こだわりに応じて選ぶ


「同じように見えるのに価格の開きがある」のは、こうした表面に見えない部分の改修がされているか、設計・デザインの費用、解体費用がかかるかなどにもよります。


 いずれの手段もメリット・デメリットがありますので、予算・こだわり・ライフスタイル・入居予定期日などに応じて、フィットする方法を選択しましょう。


 もし築古のリノベーションマンションの購入にあたって、見えない箇所に不安がある場合は、契約前にホームインスペクションを行って、納得して購入されることをおすすめします。

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