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安心住まいのためのお役立ちガイド

[住宅購入時のチェックポイント]
結露するには理由がある?断熱リフォームで安心・快適な生活を

2019-07-05


冬の朝、窓ガラスやサッシの表面が「結露」でびしょびしょになっている経験をされた方は多いのではないでしょうか。実は「結露」は冬だけのものではなく、夏でも起きうることなのです。

ここでは、結露の仕組みと、住まいで発生する結露トラブルとその対策をご紹介します。




冬だけじゃない、結露発生のメカニズム



結露

まず、結露の仕組みについて。結露とは、空気に含まれた水蒸気が、気温が一気に下がることで水に変化する事象のこと。


グラスに氷と冷たい飲み物を入れると表面がびしょびしょに濡れてきますが、あれがまさしく結露。冬の窓ガラスの結露も、気温低下によりガラス表面が一気に冷え、人の呼気に含まれる水蒸気やお風呂・炊事による蒸気が水に変化して発生しているのです。


これまでの日本の住宅は断熱性能が低い窓を使っていることが多く、特に温度変化の影響を受けやすい窓ガラスや窓サッシは冬の冷気により結露が生じやすかったといえます。


そのため「結露=冬、ガラス、サッシ」とイメージされがちなのですが、実は、結露は「夏」に「壁の中」でも発生することがあり、住まいの耐震性を大きく下げる原因にもなる恐れがあるのです。




見えないからこそ怖い壁内結露のお話


結露の仕組みは「空気中に含まれる水蒸気」が「空気の急な温度変化により水に変わる」というもの。この条件が重なれば、気温が低い冬でなくとも結露は発生します。特に、日本の夏は湿度が高い=空気に多量の水蒸気が含まれているため、実は、住まいのある部分では夏に結露が起きることがあるのです。


夏の結露が懸念される場所とは「外に面した壁の中」。


断熱材が取り付けられていないような古い家を除き、本来は温度差が急激に生じにくいよう断熱材が取り付けられている場所ですが、施工不良が潜んでいると結露が起こってしまうのです。こういった壁の内部で起こる結露は『内部結露』『壁内結露』と呼ばれています。


壁内結露の怖ろしさは、なんと言っても知らないうちに建物を蝕んでいくところ。結露の重みでグラスウールがずり落ちて劣化してしまったり、柱や土台が湿気で腐食したり。これでは断熱材の意味をなしませんし、家の強度や耐久性にも問題が出てきます。

見えない所に大量にカビが発生し、シックハウスを発症するなど人体にも悪影響を及ぼしかねないのです。




ホームインスペクション(住宅診断)で結露の原因を解明しよう


なぜ、壁の中で結露が生じてしまう家があるのか。それは、本来、住宅の中と外の急激な温度差を生じにくくするために取り付けている「断熱材」の施工が充分ではないからなのです。


例えばグラスウールであれば、柱の太さに合った厚みのものを隙間なくきちんと充填しなければなりません。隙間があればきちんと埋めて、あとで外れて落下したりしないようきちんと固定する必要があります。断熱材を適切に施工できておらず、あちこち隙間が出来ていれば、断熱性や気密性が下がり、室内環境に影響を及ぼすと共に壁内結露の原因となってしまうのです。


壁内結露の場合、表面結露のように目で見てわかる場所に結露しているわけではありませんから、室内に何かの影響が出ていない段階で気付くことは極めて難しいといえます。ただし、ホームインスペクション(住宅診断)を行い、日常ではあまり開けない点検口から床下や天井裏・屋根裏(小屋裏)をチェックしてもらうことで、壁内結露が起きている疑いを見つけられることもあります。


特に、専門家に点検口から床下内部・屋根裏(小屋裏)内部に進入して調査してもらうことができれば、屋根や床面の断熱材に外れているところがないかも目視確認してもらえます。


なお、点検口から床下や天井裏・屋根裏を見ると、壁や天井、内部の構造材に染みが出来ている場合もありますが、その染みが結露によるものなのか雨漏りが原因なのかは、素人目にはなかなかわかりづらいもの。その辺りもホームインスペクション(住宅診断)で専門家に判断を求めた方が確実でしょう。




結露防止には断熱リフォームが効果的


もちろん、断熱材の施工不良だけが結露の原因ではありません。室内での調理や入浴にはじまり、加湿器やファンヒーターを使用したり、洗濯物を室内干ししたり…といった生活習慣からも結露は誘発されます。換気扇をうまく活用するなど、そのような習慣や室内環境を見直してみるだけでも、結露は軽減されるかもしれません。

しかし、根本的な問題を解決するためには、やはり断熱リフォームが必要となってきます。


屋根断熱・天井断熱は大きな解体などせずとも、屋根裏(小屋裏)に上がれば施工できますが、床や壁の断熱は下地を剥がして施工しなければなりません。もし、内装下地まで張り替えるようなリフォームを検討されているのであれば、併せて断熱材も施工してはいかがでしょうか。


そして、窓。熱が逃げやすい窓面のリフォームはとても重要です。サッシをすべて取り換えるとなると手間もコストもかかりますが、既存のサッシに内窓を設置することで簡単に断熱性を上げることができます。


築年数が浅いから、窓が結露していないからといって安心するのは危険です。断熱リフォームで見えない結露を防ぎ、家と家族の健康を守りましょう。




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