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[災害 チェックポイント/自宅 チェックポイント]
屋根をリフォームすると耐震性はよくなる?その効果や注意点をご紹介!

2019-12-27

近年、多くの台風や地震による住宅の被害が報告されています。

2019年においても観測史上最強クラスといわれる台風15号が関東地方に上陸し、多くの家屋が被災し、生活再建へ向けた対策が急務となっています。

なかでも屋根の被害が多く、屋根の飛散や瓦落ちなど、今後の生活に支障が生じかねない現象も発生しています。

屋根材は重いほうが台風時には飛ばされにくいということもいえますが、近年の台風の規模は想定を超えたケースも多く、逆に重い瓦が飛散すると被害が拡大する可能性が高まるという側面もあります。

軽い屋根材であっても正しく施工することで飛散するケースは著しく低下します。

また屋根を軽量化することは建物の耐震性能を高めるという点で効果があるのです。

屋根の軽量化リフォームにおける効果や注意点について解説いたします。


屋根を軽量化すると耐震性能は向上する


住宅の耐震性能は、建物の重量がに大きく影響します。

重い屋根材を使用している場合は軽い材料にすることで建物の重量を小さくすることができるため、相対的に耐震性能を向上させることになるわけです。

ただし重い屋根材を使用している建物は耐震性能が低いということではありません。

建物の強度と重量のバランスが適正であるかという点で判断する必要があるということで、重い屋根に適した強度を保有する建物であれば全く問題ありません。

したがって強度と重量のバランスが悪い建物においては、屋根の軽量化リフォームは効果を発揮するといえます。


屋根リフォームのメリットとは


屋根を軽量化するリフォームのメリットといえば、手軽に取り組むことができることでしょう。

耐震補強には、壁に筋交いを入れたり基礎を増し打ちしたりなど、いくつかの方法があります。

壁の耐震補強などは、構造計算のもとに適切な位置に適切な量をバランスよく配置することで効果を発揮します。

バランスが悪くなってしまった場合は、地震の発生時にねじれてしまうことがあるなど、性能を高めるという点においてあまり有効な補強とはなりません。

屋根の軽量化はむずかしく考える必要がなく、ただ屋根材を軽いものと入れ替えを行うだけで一定の効果を期待することができます。


屋根を軽量化するだけで十分とはいえない


屋根の軽量化リフォームは、実施するだけで一定の効果を得ることが可能です。

ただし著しい効果が期待できるかどうかという点においては、あくまでも建物の耐力とのバランスで判断する必要があります。

これは自宅建物が地震で倒壊しないための「必要耐力」と、建物が「保有する耐力」のバランスを総合的に評価することになります。

「必要耐力」と「保有する耐力」はおもに「耐震診断」による調査で数値化することができます。


屋根を軽量化すると地震発生時の建物に対する水平方向に作用する力を減らすことができますが、すなわち建物の「必要耐力」の値を減らすということになります。

そこで建物の「必要耐力」よりも「保有する耐力」のほうが高いという評価であった場合、地震で倒壊する可能性が低いと判断することができるというわけです。

したがって、屋根を軽量化すれば地震に強い家になると安心するのは危険で、一定の効果はあるものの、総合的な視点から建物の耐震性能を高めることが重要となるのです。


耐震診断の必要性について


もし自宅の屋根に日本瓦のような重量の大きな屋根材を使用しているのであれば、重量の小さな屋根材と入れ替えをすることで耐震性能の向上を図ることが可能です。

ただし屋根の軽量化を行って、現在の耐震基準を満たすことができるかという点においては建物の耐力とのバランスを調査する必要があります。


その調査とは「耐震診断」のことで、建物に精通したホームインスペクター(建築士)が、状況を調査した上で計算を行い、耐震性能を評価するというものです。

「耐震診断」を実施することで、建物がどの程度の耐震性能を保有しているのかを把握することができます。


耐震性能が十分ではない場合、性能向上を図るために必要となる補強や修繕などを洗い出し、さらにそのなかで優先順位を明らかにすることも可能です。

屋根の軽量化リフォームを行う前に「耐震診断」を実施することで、どの程度の効果が期待できるのか、あるいは他に優先して行うべき補強があるのかといった内容を知ることができます。




自宅の屋根において重い材料を使用しているのであれば、屋根の軽量化リフォームを実施するだけで、容易に耐震性能の向上を図ることができます。

ただしそれだけで十分な効果を得ることができるとは限りません。

自宅がどの程度の耐震性能があるのか、また性能が十分でなければどの程度の耐震補強が必要となるのかという点は把握しておいたほうがよいでしょう。

家族の安心のためにも専門家による「耐震診断」を検討してみてはいかがでしょうか。


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