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[中古住宅 引き渡し前 チェックポイント/住宅購入時のチェックポイント]
フラット35「維持保全型」がスタート。ホームインスペクション実施でもっとお得に!

2022-05-11


2022年4月より、フラット35「維持保全型」という新たな制度が新設されました。その対象となる住宅の中に「インスペクション実施住宅」という項目も入っています。また、この「維持保全型」はフラット35Sとの併用が可能です。ホームインスペクションを実施することで、フラット35Sの審査基準も満たすことができ、よりお得に利用することができます。


今回は、インスペクションとフラット35適合証明審査との違いや、フラット35Sとフラット35「維持保全型」を併用することのメリットについて解説します。



フラット35適合証明審査とは


フラット35適合証明審査とは、金融機関の住宅ローンで住宅金融支援機構の長期固定金利を利用する際に必要な検査になります。住宅金融支援機構では、対象住宅と技術基準を設けており、購入する住宅が書類審査と現地調査の適合証明審査によりすべての項目を満たしてなければなりません。



ホームインスペクションとの違いは


ホームインスペクションとの違いは主に次の3つです。


適合証明審査の適否判定が目的


フラット35適合証明審査で得られる結果は、住宅金融支援機構の技術基準に適合しているかどうかになります。建物の劣化状況を調査し報告することが目的ではないため、ホームインスペクションでは実施している、「状況の報告」「劣化の程度や範囲の報告」などは、フラット35適合証明審査では行いません。


住宅でも対象外の建物あり


フラット35適合証明審査の場合、審査対象は一戸建ての場合延床面積70m2以上、マンションの場合は専有面積30m2以上の住宅、道路には2メートル以上接していること、床下・天井点検口は必須など条件があり、対象外の場合そもそも審査されません。ホームインスペクションでは対象外となる住宅はありませんので、フラット35適合証明審査で対象外となる建物でも、調査をすることができます。


戸建ての場合、調査時間は1時間から2時間程度


フラット35適合証明審査にかかる時間は、当社ホームインスペクションの半分前後の時間、また検査項目は6割程度。一部仕上げの劣化や建物全体が傾いているかなどの調査はないため、フラット35の適合証明審査は適合していても、ホームインスペクションと比べて購入後に想定していない修繕費用が掛かったり、実は床や壁に生活や建物の性能に支障のある傾きがあったりするなどの可能性が高くなります。


そのため、単にフラット35を利用する目的のみでしたら、フラット35適合証明審査は理にかなっていますが、中古住宅を購入するにあたり、「建物がどの程度劣化しているのか」「どのような修繕が必要か知りたい」「必要な修繕について対処方法や費用についてアドバイスもらいたい」「建物全体の傾斜の状況や傾向を知りたい」場合は、フラット35適合証明審査は不向きの調査になります。



フラット35Sとは


出典:住宅金融支援機構HP

フラット35Sは、フラット35(フラット20などを含む)をお申込みの方が、長期優良住宅など、省エネルギー性、耐震性などを備えた質の高い住宅を取得する場合に、フラット35の借入金利を一定期間引き下げる制度です。


さらにフラット35Sは下記のように2つのプランに分かれており、プランによって金利の引き下げ期間が異なります。


そのため、求められる技術基準(①省エネルギー性、②耐震性、③バリアフリー性、④耐久性・可変性)はフラット35S(Aプラン)>フラット35S(Bプラン)>フラット35という順に高くなっていきます。



フラット35「維持保全型」とは


出典:住宅金融支援機構HP

2022年4月より新設された、フラット35「維持保全型」は、維持保全・維持管理に配慮した住宅や既存住宅の流通に資する住宅を取得する場合にフラット35の借入金利を一定期間引き下げる制度です。2022年4月以降に適合証明書の交付を受けるものが対象となります。


「維持保全型」の対象となる住宅は以下のいずれかの要件に該当する住宅となります。



  • ①長期優良住宅(新築住宅・中古住宅)

  • ②予備認定マンション(新築マンションのみ)

  • ③管理計画認定マンション(中古マンションのみ)

  • ④安心R住宅(中古住宅のみ)

  • ⑤インスペクション実施住宅

  • ⑥既存住宅売買瑕疵保険付保住宅(中古住宅のみ)


※各項目の条件は住宅金融支援機構のサイトをご参照ください



フラット35「維持保全型」とフラット35Sは併用できる


出典:住宅金融支援機構HP

フラット35のプランにはフラット35Sと併用できるプランが多くあります。「維持保全型」もその一つです。併用して利用することで、金利の引下げによる恩恵をより多く受けることができます。



適合証明審査と一緒にホームインスペクションを



フラット35の適合証明審査に適合しているから安心ということはありません。例えば、次のような事例があります。


以前、さくら事務所のホームインスペクターが、フラット35の適合証明審査にお伺いした際、道路側の床・壁の傾きの計測をしたところ、計測値は特に問題のある値ではありませんでしたが、建物全体を歩行するうちにホームインスペクター自身が違和感を感じたことがありました。そこで、ホームインスペクションのお申込みに切り替えて床下詳細調査を実施してみると、基礎の裏側にひび割れが見つかり、不同沈下の可能性があることが分かりました。こういった事例のように、ホームインスペクションでなければわからない不具合も少なくありません。


また、インスペクションを実施することで新たに設置されたフラット35「維持保全型」も利用することができ、フラット35Sと併用して頂くと金利の面でよりお得にローンを組むことができます。もちろんお金の面だけではなく、より安心な新居生活をスタートすることができます。


フラット35適合証明審査とホームインスペクションは併せてご利用いただくことが可能です。ホームインスペクションと同時にフラット35適合証明審査に必要な調査記録と書類審査を行い、フラット35に適合している場合には証明書を発行します。新耐震基準(昭和56年6月1日以降の建物)の建物であれば、追加料金なくご利用でき、適否の報告だけでなく、不適合の場合には、理由と修繕のアドバイスもいたしますので、フラット35の利用をお考えの方は、ぜひホームインスペクションの利用も併せてお考えください。



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