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[中古住宅 引き渡し前 チェックポイント]
中古マンション「室内壁」にはこんなトラブルが!

2015-03-19

中古マンションホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)で見つかった、室内の壁に関する不具合事例を2つご紹介します。どちらもご依頼者が「何度も見学したのに気付かなかった!」とおっしゃったものです。


壁紙の黒ずみが教えてくれること


数年前に内装リフォームしている築28年の分譲マンションの1室です。

やはりリフォームして数年だけあって、全体的にキレイで、設備機器類も、すぐに交換が必要なものはなさそうでした。


ただ、内装で1箇所気になるところを発見しました。

壁の隅に少し黒ずみがあります(写真中央より少し下)。


黒しみ


昭和から平成にかけて建てられたマンションだと、断熱性が低いゆえに結露が発生し、結果壁紙の表面にカビが生えるのはよくあることです。


この部屋の場合、よく見かける結露の黒ずみとはちょっと様子が違い、壁紙裏側からしみ出るようなカビの生え方です。不用意に結露とは原因を断定できません。

そこで、真上の窓から外壁を見てみました。


gaiheki


写真だとわかりにくいかも知れませんが、タイルに結構大きなひび割れが走っていて、しかもその周辺が集中的に汚れていました。


この位置は、丁度カビの右上にあたります。

この条件だけで雨漏りとは診断はできませんが、その可能性は否定できません。


ご依頼者には「リフォーム時に、この部屋については壁紙を貼り替えるだけでなく、内装壁を外し雨漏りの有無を見てもらったほうがいい」とアドバイスをしました。


穴は穴でも・・・


こちらは、築16年の分譲マンションです。

特に大きな不具合も見つからず、ハウスクリーニングと壁紙のリフォームだけで問題なさそうと話していたときに発見したのがこちらです。


0318③


0318④


壁に設けられた、エアコン配管用の穴(スリーブ)です。

よく見ると、外側の穴の位置がずれていました。

本来、室内側の穴と室外機置き場の外壁側の穴は配管を通すため、同じ位置になくてはいけません。


しかし、この部屋の外壁側の穴が5センチほどずれていたため、配管を通せるスペースはほんのわずかになっていました。このままではエアコンが設置できません。


おそらく、前居住者はこの部屋にエアコンを置いたことが無かったため、気づかなかったのでしょう。


この不具合については、壁内部の筒(管)を内外でつなげられればエアコンの設置は可能ですので、ご依頼者には「リフォーム会社にこの部分の修繕を伝えれば大丈夫です」とアドバイスをしました。


中古住宅の劣化・不具合事例はたくさんありますが、室内壁の代表的なチェックポイントは以下となります。


<室内壁のチェックポイント>

•壁紙隅の黒ずみの有無(雨漏りまたは結露を疑う)

•給気口や使っていないエアコン配管用の穴(スリーブ)の内部


※給気口や配管用の穴は、手で回すと簡単にフタが外れるものがあります

※開けるときは売主さん(または仲介会社)に許可を取りましょう

※壊れそうなとき、周辺が汚れそうなときは無理して開けないように注意!


自分ではできない、わからない!というときは、専門家に相談してみましょう。

セルフチェックでは判断が難しい不具合・劣化についてホームインスペクター(住宅診断士)が診断!

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